もはや映画強化月間じゃん?

「Ford v Ferrari」を観てからと言うもの
クリスチャン・ベール愛が最近異常で
片っ端から彼の作品を観ているAzyです。
歯並びとそれに伴う喋り方が好き。

今回はオススメの映画というかほぼ趣味が偏ってますが、
この映画最高!好き!っていうラインナップを
オススメポイントと共にご紹介したいと思う。

私の好みがそもそも
アメリカのぶっ飛んだ精神が描写されてるもので、
(実話ベースだとなお最高)
大抵がドラッグ、マフィア、乱交、発狂、
固定概念に囚われていない
リベラルな視点のものが好きです。(崩壊


では一応カテゴリーっぽい見出しで紹介してくね。




| アメリカンスピリット万歳の映画

※タイトルのリンクは全てWikipediaに飛びます。

※Amazonヘヴィーユーザーなので、
映画視聴の参考リンクはPrimeのを貼っていきます。
Primeになってない場合でもユーザーの評価コメントがめちゃ参考になります。



監督:マーティン・スコセッシ
主演:レオナルド・デカプリオ

3時間強ある映画なんだけど、夢中すぎて時間忘れる作品。
持ち前のセールストークで会社を繁栄させ、ドラッグ、セックス、マネーにまみれた「ウルフ」がウォール街でブイブイいわす映画だ。ぶっ飛びすぎてて理解の塀を飛び越えまくるんだけど、終始レオ演じるジョーダンの生命エネルギーがすうううんンゴイ。ナオミ演じるマーゴちゃんもまあ可愛い。素晴らしい。好き。



監督:メアリー・ハロン
主演:クリスチャン・ベール

こちらも舞台がNYのウォール街。27歳という若さで投資会社の副社長を務めるクリスチャン演じるパトリック・ベイトマンが主人公。一等地のマンションに住み、お洒落な内装、厳選された美容アイテム、完璧な容姿、仲間と集まる流行りのディスコ、レストラン。全てを持っているかのように見えるベイトマンの本性は夜にあった。一流のもので身を固め、理想の上を突き進めば突き進むほどアイデンティティが枯渇していく、そんなどこにもぶつけようのない狂気をセックスや殺人を通して解放して行く。"サイコパス"とか"猟奇殺人"とかそういった言葉でこの映画を片付けてしまう人は真意を見逃している。自分というものを物資で塗り固め"個"を失う恐怖を映画の中でベイトマンは体現している。難しいテーマを演じ切っているクリスチャンに喝采だし、ニューヨーカーという最先端の人種を揶揄している演出も素晴らしい。テーマが好きすぎて説明書きすぎた。とにかく観て。怖くないから。




| 人生の在り方を見つめる

監督:マット・ロス
主演:ヴィゴ・モンテーセン

資本主義社会からかけ離れた森の奥で暮らし、超一流の教養とサバイバル術を教え込む父と6人の子供たちの家族の絆の物語だ。いわゆる"世間一般の教育"に絶望している父・ベンは子供たちに彼にとっての"真っ当な教育"を愛情を持って教え込む。しかし一方で双極性障害で躁鬱に苦しむ母は彼女の両親によって街の病院で治療を受けていたが、ある日自殺してしまう。アメリカの資本主義社会で染まったいわゆる"世間一般"の考え方と、父・ベンが望む人間の在り方のぶつかり合いが本編を通して描かれている。

自然の中での生き方に憧れるし、こんな教育を受けたかったと心底思った。こうじゃなきゃいけないとか固定概念とか本当につまらないものに現代人は縛られすぎている。



監督:ジャン=マルク・ヴァレ
主演:マシュー・マコノヒー

ゲイでもないのにエイズにかかってしまった男がアメリカの製薬会社と病院の裏の繋がりにうんざりし、生き延びるため独自でメキシコからエイズに効く薬をアメリカに持ち込みエイズ患者に売る事業を始める話。最初はゲイに偏見を持ち、同じエイズ患者だからって馴れ馴れしくするなと突き放すが、後半になるにつれ事業パートナーのレイヨンとの間に絆が生まれ、生きることと真正面から向き合うからことで気づく人の温かみが感じられるハートウォーミングな映画だ。マシューは人間味というものを天性で演じている。素晴らしい。




| 切ない恋愛映画

監督:ルカ・グァダニーノ
主演:ティモシー・シャラメ

舞台は1983年、イタリアの別荘地。エリオとオリヴァーのまさしく甘酸っぱい一夏の恋を描いている。主人公エリオが話す言語はイタリア語、フランス語、英語。他の同世代の子たちよりも少しませて育ったエリオは教授である父の元にきた学生アシスタント・オリヴァーに心を寄せる。2人のなんとも言えない駆け引きが愛おしい。ミックスカルチャーな監督、演者が集まっているためか、イタリアでもないアメリカでもない、フランス人のロマンスのようなものを不思議と感じた映画だ。こういうエロスは今日び日本の映画では絶対表現できない。



監督:マーク・ウェブ
主演:ゾーイ・デシャネル、ジョセフ・ゴードン=レヴィット

LAのグリーティング会社で働いている冴えない主人公トムはある日会社の秘書としてやってきたサマーに一目惚れする。告白するも「友達でいましょ」と自由奔放なサマーに振り回されるトム。デートやセックスもなんとなく済ませ、曖昧な関係性に苛立ちが募るトム。束縛を極端に嫌うサマー。違う意味で恋愛に不器用な2人の行末はなんとも世知辛い、ようでとても現実的なエンディング。




| ドラッグ、マフィア、ドンパチの三拍子

監督:ダグ・リーマン
主演:トム・クルーズ

麻薬の運び人だった実在の人物バリー・シールの実話を元にした映画。パイロットだったバリーはCIAの依頼を引き受け秘密裏に近隣国を偵察し見事航空写真を撮りまくり、パイロットの腕を買われる。CIAの仕事の他にコカインもバンバン密輸しまくる。いくつもの危険な仕事をこなし、家中札束だらけ。何度も危険な目にあうが、その度にCIAのシェイファーに助けられる。波乱万丈な人生をコミカルにテンポよく描いており、突飛なこともアメリカ人のど根性精神が観客を麻痺させる。



Blow(➡︎映画視聴)
監督:テッド・デミ
主演:ジョニー・デップ

1970年代の伝説の実在のドラッグディーラー、ジョージ・ユングの半生を描いた物語。
『American Made』と同じ時代背景かつ伝説の麻薬王パブロ・エスコバルがこちらの映画にも出てくる。しかしこの『Blow』ではジョニー・デップ演じる主人公ジョージの人間らしい面が多く描かれている。両親へのコンプレックス、恋人、友人、仲間、様々な面がジョージという人間を生み出したのだと感じ取れる。ドラッグ・ディーラーと聞いてぶっ飛んだキャラなのかと思いきや全然そんなことはない、彼はただ真っ当に生きたかっただけなのだ。つか金髪でビーチでマリファナさばいてるジョニーがカッコ良すぎる。彼の代表作に隠れててみんなあんま知らない映画。




Goodfellas(➡︎映画視聴)
監督:マーティン・スコセッシ
主演:レイ・リオッタ

巨匠マーティン・スコセッシ様様のイケイケマフィア作品。『The Wolf of Wall Street』もマーティン先生ですけども、もう彼の描く世界観が好きですね〜。ぶっ飛び方がちょうどいい(私的に)。こちらも実在したニューヨークマフィアのヘンリー・ヒルが題材。現金強奪、麻薬密売、いくつものやばいヤマを乗り越えるが、やはり裏切り裏切られのうまくいかない展開。そんなこたーいいんですよ、物語も良い塩梅に没頭できるんだけどそれに伴う1960~70年代のニューヨークマフィアのおしゃんなシーンの数々!!ファッションといい食卓といいリビングといいレストランといいクソイカしてる。。。。マフィア映画嫌いでもこのお洒落な舞台を拝めるだけに観て!





| 現実社会と重ね合わせる

Contagion(➡︎映画視聴)
監督:スティーブン・ソダーバーグ
主演:?

映画好きの人はもう知ってると思うけど、今のコロナ時世を予言していたのではないかと言われている作品。どういうことか観ればわかります。とりあえず観て。




VICE(➡︎映画視聴)
監督:アダム・マッケイ
主演:クリスチャン・ベール

主人公ディック・チェイニーはとても才色兼備とは言えない不良学生だった。しかし恋人のリンに尻を叩かれ、ワシントンD.C.の議会でのインターン生になり共和党の政治家の補佐として働き始める。大統領主席補佐官、失業、出馬、下院議員になるも一度政界から離れます。しかしブッシュのせがれに副大統領に推され政界にカムバック。"影の大統領"として法の拡大解釈を元に情報をいいように鷲掴み。彼の判断が大量の人の命と物資を無駄にした。片手で数えられるような人間の数が国を動かしている、というあまりにも冷酷で残酷な現実なんだろうと、人間の知能の暴走のようなものを感じた。





| さいごに

監督:リー・ダニエルズ
主演:ザック・エフロン、マシュー・マコノヒー

なんてカテゴライズしたら良いかわかんないけどとにかく好きだった映画。ザックとマシューにニコール・キッドマンという最強トライアングルに加え、舞台地フロリダ州モート郡の沼地にまつわる陰湿な殺人事件そして死刑囚。ダークな要素たっぷりな上かなりグロいシーンもある。しかしなぜこの映画が好きかって、冒頭の1分目から心を奪われた。その磨かれたセンスで演出された黒人家政婦独特の訛り、インタビュー形式で始まるカット。世界観最高。1969年のアメリカを描いていることもあり、家の内装や車、ファッション、その時代背景がold timesが好きな私としてはズブズブのドブドブだった。



余談ですが、この作品でアメリカの沼地に暮らす人々やその土地にまつわる風習・文化というものに興味を引かれたのかリサーチ不足だが、マシューはこの映画の2年のちに『True Detective (Season1)』というサスペンスドラマの主演をしている。この映画ではルイジアナ州の沼地が出てくるが、その土地での殺人事件を追う中で『The Paperboy』に類似している演出が感じられ、何かしらプロダクションの過程で影響されたのかなと推測している。ちなみに『True Detective』(➡︎動画視聴)、クソほど面白い。注意して欲しいのはSeason1だけ面白くてSeason2、3は全く別の話である。マシュー演じる主人公ラストが語る哲学が素晴らしい。影響されまくって制作で言葉を引用してるほどだ。


| やっとエンディング

とゆことでだいぶいろんなのぽんぽん挙げましたが、
大体PrimeかNetflixかYouTube等でオンライン視聴できるので
気になったのあったら観てみてください。
私自身全てリピる作品ラインナップです。
ちなみにTSUTAYAは今旧作は14泊レンタルできるのでそっちもオススメ。安いし。


Azy

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